柴田彩乃 塙康平 "twilight" 11/22(水)-11/26(日)
柴田彩乃 塙康平 "twilight" 11月22日(水)-26日(日) オープン:13:00-20:00(最終日11月26日は19:00まで)
この度、柴田彩乃と塙康平のふたり展をOGUMAGで行います。
柴田彩乃は、三重県津市出身、塙康平は茨城県日立市と、お互いに地方都市出身。 そんなふたりは、18歳のときに東京の美術予備校で知り合います。 奇しくも同じ期間の浪人生活を経て、同じ大学、大学院に進みます。そして今年の4月、私たちは別々の道を歩み始めました。 これまで約8年、遠すぎず、近すぎず、ふたりは絶妙な緊張感を保ちながら友人としての関係を築き上げてきました。 人は、8年という長さをどう捉えるでしょうか。夏季オリンピックを2回迎えられる長さ。日本人の平均寿命(男性)80歳、その10分の1の長さ。 80年を一つの映画として捉えるなら、物語の10分の1。まだ、主人公についてほんの一部しか垣間見ることができない長さ。
今回の展示タイトルであるトワイライトは、比喩的な用法として、黎明期を表しています。 これから、新しい時代を切り開こうとする意志を込めると同時に、 本来の意味である黄昏時のような、大人になりすぎたふたりの翳りという意味合いも、この言葉に含まれています。
■柴田 彩乃 Ayano SHIBATA 1991年 三重県出身 2017年 多摩美術大学大学院絵画専攻修了
グループ展 2015年 「TARGET 」府中市美術館1階市民ギャラリー(東京) 2014年 「つれない夕べ」grill gallely(東京)
受賞 2014年 「損保ジャパン美術賞 FACE2014」読売新聞社賞
机の上が散らかった写真、表参道の花屋で見た熱帯植物、熊野の海岸で拾った石、近所の公園で仕分けた枝、8年も長いままの髪、総武線で見た膝。 作品制作の着想となるイメージは、他人から見ればどうでもいいような、きわめて個人的な事柄ばかりで溢れています。 自分自身ですら、どうでもいいのような気がするものばかりを大切に、或いは、執着をして、絵を描いています。
■塙 康平 Kohei HANAWA 1991年 茨城県出身 2017年 多摩美術大学大学院絵画専攻修了 グループ展 2016年 「第3回CAF賞入選作品展覧会」3331Arts Chiyoda(東京) 2015年 「TARGET 」府中市美術館1階市民ギャラリー(東京) 2013年 「That I shall say goodnight till it be morrow」 新宿眼科画廊(東京) 受賞 2016年 「第3回 CAF賞」 入選 2015年 「多摩美術大学卒業制作展」福沢一郎賞 「大切なことは、自分自身の子どものころと、破壊されていない、破壊されることのない接触を持ち続けること。
おとなが、子どもと同じ人間だったことは、自明でありながら、不思議なことに珍しくなっている。」
ドイツの詩人・作家 エーリッヒ・ケストナー