うつゆみこ写真展 「あ た ま き ま ま ら っ きー」12月7日(木)~24日(日)
このたび2023年12月7日(木)~24日(日)まで、うつゆみこ写真展 「あ た ま き ま ま ら っ きー」をギャラリーOGU MAGにて開催いたします。
うつゆみこは東京都生まれ・東京都在住の写真家です。自身がコレクションする絵画や布、図鑑に動物、昆虫、植物、人、オブジェ、フィギュアなどを組み合わせ構成した毒々しくも美しく、完成度の高いシュールなセットアップ作品が第26回ひとつぼ展(2006年)でグランプリを受賞し、反響を呼びました。その後 子どもが生まれ、時間的、体力的な制約を負いながらも時間を捻出し、国内外にエネルギッシュに作品を発信しています。今年、東京都写真美術館にて開催されているグループ展、日本の新進作家Vol.20「見る前に跳べ」(2023年10月27日(金)から2024年1月21日まで)へ選出され、それを記念して写真集『Wunderkammer(驚異の部屋)』(ふげん社から刊行)を発表し、うつの活躍の勢いは増すばかりです。
本展は、写真家としてではなく普段の母としての うつ自身を子どもたちが撮った作品、自身が住む下町の商店街を撮ったスナップ写真、今は亡き父親のシャツを着た作家自身の写真、子どもたちと台湾で滞在制作を行った時の写真、フィルム制作時代のポラロイド、写真集『Wunderkammer』からの作品群などを、まるで会場自体が「驚異の部屋」となるように構成した展示になります。
うつゆみこが、どのように日常をおくり、何からインスピレーションを得て、どのように隙を見つけて制作をし、精力的に作品を発表し続けられているのか。生活と制作の間でもがく今のうつゆみこを 本展で感じていただければ幸いです。本展にあわせて是非 東京都写真美術館「新進作家展」へもお出かけください。
うつゆみこ写真展 Yumiko Utsu Photo Exhibition
「 あ た ま き ま ま ら っ き ― 」
2023年12月7日(木)~24日(日) OPEN: 木曜-日曜 13:00-19:00
※会期中に「うつゆみこによるポートレート撮影会」、トークイベントを開催します。
展示作品に加え、Tシャツ、ジン、ポスター、写真集『Wunderkammer』を販売いたします。
■うつゆみこ|Utsu Yumiko https://www.utsuyumiko.net
1978年、東京都生まれ。早稲田大学中退、東京写真学園 写真の学校・プロカメラマンコース修了。松濤スタジオ勤務を経て、2005年頃より作家活動を始め、2006年より写真の学校講師を務める。主な国内外の個展、グループ展として 「はこぶねのそと」(G/P gallery、東京)、「Out of Focus: photography」(Saatchi Gallery、ロンドン)、「新進作家展」(東京都写真美術館、東京)がある。写真集に『はこぶねのそと』(アートビートパブリッシャーズ、2009年)、『Wunderkammer』(ふげん社、2023年)、また『PORTRAIT』『うつつのゆめ』『Charming Charms』他多数のZINEを制作。第26回ひとつぼ展(現「BUG ART AWARD」展)グランプリ受賞(2006年)。
【関連イベント】
①12月10日(日)17:00より うつゆみこ×写真家 馬場磨貴トークイベント 参加費500円
②12月17日(日)17:00より うつゆみこ×写真家 黒田菜月トークイベント 参加費500円
■イベント参加方法
各イベントの参加予約はOGU MAGにて、メールで受付しています。
ご希望の日にち、人数、お名前、連絡先をメールにいれ、info@ogumag.com までお申し込みください。
担当:OGU MAG 齊藤
【馬場磨貴|Umaba Maki】 http://www.umabamaki.com
東京都生まれ。武蔵野美術大学短期学部油絵科在学中から写真を撮り始める。卒業後、朝日新聞社・出版写真部に勤務。文化庁在外研修生として渡仏、Ecole Nationale Superieure de la Photographie d'Arles に学ぶ 。写真家 Lucien Clergue の暗室プリンターとして勤務後帰国 。現在は雑誌や広告などで活動中。
文化学園大学、日本写真芸術専門学校非常勤講師。
写真集:2022年 [まぼろし] 私家版、2016年 [ We are here ] 赤々舎、2008年 [ ABSENCE ] 蒼穹舎
受賞歴:第33回 太陽賞 準太陽賞受賞、第5回 Canon写真新世紀佳作
展示:2022年 [ まぼろし ] / OM SYSTEM GALLERY(旧オリンパスギャラリー)(東京)、2021年 [ Flora ] / 銀座 蔦屋書店(GINZA SIX)(東京)、2020年 [ ふたり ] / Promenades Photographiques Festival(バンドーム・フランス)、2018年 [ presence ] / ニコンプラザ銀座・ フォトプロムナード(東京)、2017年 [ We are here ] / FOCUS ROCK STUDIO & gallery (名古屋)、2016年 [ We are here ] / OGUMAG (東京)、2016年 [ We are here ] / PlaceM (東京)、2009年 [ 未来を担う美術家たち・Domani・明日展2008 ] / 国立新美術館 (東京)、2008年 [ 若い写真家展 ] / ギャラリーパストレイズ (神奈川)、2005年 [ 夜の河・Riviere de la Nuit ] / ギャラリーパストレイズ (神奈川)、2001年 [ nude ] / 国立中央展示場マネージュ (サンクトペテルブルグ・ロシア)他多数
【黑田菜月|Kuroda Natsuki】https://www.kurodanatsuki.com
1988年神奈川県生まれ。2013年に第8回写真「1_WALL」展でグランプリを受賞。近年は、リサーチやフィールドワーク、ワークショップなどを交えた映像作品、写真作品を手がける。また、公立動物園の周年企画に携わったり、子育てと制作のあり方を探る座談会を開催したりなど、幅広い活動を行っている。おもなグループ展に、企画も担当した2019年「どうぶつえんの目」(横浜市立金沢動物園)など。おもな個展に、2014年「けはいをひめてる」(ガーディアン・ガーデン)、2017年「わたしの腕を掴む人」(銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン)、2021年「αMプロジェクト2020–2021『約束の凝集』vol. 3 黑田菜月|写真が始まる」(gallery αM)、2022年「仙台写真月間2022 動物園で見つめる先に、」(SARP仙台アーティストランプレイス)、2023年「東京ビエンナーレ 東京の処方箋 『動物園の避難訓練』」(エトワール海渡 / 東京)などがある。
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