「発酵する展覧会」 中田有華 ennakonoma 2人展 11月1日(土)-11月9日(日)
「発酵する展覧会」 中田有華 ennakonoma 2人展
11月1日(土)~11月9日(日)水曜休日
OPEN:13:00-19:00(最終日は17:00まで)
下町情緒ふくよかな東尾久にて、2人展を開催いたします。ふたりの発酵する展覧会に足をお運びいただき、秋の一日を楽しんでいただけますと幸いです。 また、秋の実り豊かな東尾久の探索にともに精を出して下さるかたのご来場も心よりお待ち申し上げます。
■中田有華
紙(和紙)に、表と裏、両面から挟むような形で絵の具の層をのせている。 もとは裏から版画で刷った物を、表に浸透、影響させていた事が始まり。 和紙の繊維の絡み合っている様子と、それに食い込んでいるインク。違う物質が関係し合って異なる物に変容していく様子に興味を持つ。 表と裏にただ色の層を重ねていく事ではなく、『間にある和紙を基点とし、そこから物質が発生している』というイメージの元に制作している。
1982年東京うまれ 2010年 武蔵野美術大学油絵科版画専攻卒業 2009年 大学版画展出品 (町田市国際版画美術館) 2010年 武蔵野美術大学卒業制作優秀作品展 (武蔵野美術大学) 2011年 「版プリ展2011」グループ展(アートギャラリー道玄坂) 2011年 『中田有華+岩堀洸明』(表参道画廊) 2013年 個展 (MUSEE F) 2014年 版画系 (文房堂ギャラリ―)
■ennakonoma
制作について 今を生きていて、明日明後日の方向に足を進めているはずなのに 突如、または何かに誘発されてようようと、過去の出来事や、過去に かかわった事物に対して当時自分が持っていた強烈な思いが どぼぼぼぼばん と音を立てていっきに押しよせてくることがある。 その思いは 過去のままの形を留めているようで、実は独自に進化をとげている。 そう、記憶達はまるでねつ造されたがっているようだ。 そんな過去と今をいきる私の思いが混ざり合い、毎度毎度意識の 中に姿を現しては、ただいなる恍惚感とことばで足りない色彩を 残しつつも徐々に褪せていく。その一連のイベントがノスタルジーの もつ魔法で、かなしきかな臨機応変にやってきてはくれない。 わたしにとって描くという行為は,それらの行き交うパイプがより 強固で信頼のおける梯となるように、また追憶がより柔軟に富む 遊びになるように、レイヤーとなった記憶を自由に運動させる 特訓のようなものかもしれない
1985年、新潟県長岡市(旧栃尾市)生まれ。 2004年長岡大手高校卒業 2008年東京造形大学デザイン学科アニメーション専攻卒業後、 University of West England メディア&アート学科短期留学。 現在は作家、イラストレーターとして活動中。 展示歴 2005年天使のいるところ展 京橋 バートックギャラリー 2006年instinct 個展 表参道 fannanne gallery 2007年カレンダー展 表参道 fannanne gallery 2008年卒ZO展 東京造形大学 2009年えんなのこてん 高円寺 AMP gallery 2010年SOLO EXHIBITION 一黙窯 長岡市 2011年個展 Nukkuminen 長岡市栃尾 2011年てんしのいるところ展 恵比寿 gallery Malle 2012年個展 Nukkuminen 長岡市栃尾 2013年個展 Nukkuminen 長岡市栃尾 2014年東京造形大学附属美術館「イラストレーターの表現世界」