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にのみやさをり&藤元敬二 二人展「聴くこと」11/9(金)-18(日)

October 14, 2018

 

にのみやさをり&藤元敬二 二人展「聴くこと」
概要
展示タイトル:にのみやさをり&藤元敬二 二人展「聴くこと」
2018年11月9日(金)-18(日) ※月曜休廊
OPEN︓13︓00-19︓00
11月10日(土)17:00- オープニングパーティー+トーク

 

ギャラリーOGU MAGは にのみやさをり&藤元敬二 二人展「聴くこと」を開催いたします。
今回の展示では これまでそれぞれ写真家として作品を制作、発表してきた二人の写真家、にのみやさをりと藤元敬二とが長田弘の「聴くこと」という一編の詩を基に、それぞれの捉え方で表現した世界を膨らませ、今年あらたに撮影した撮りおろしの新作を展示します。
にのみやは 独学で写真を始め、性犯罪被害者とのコラボレーション「あの場所から」や「彼女の肖像」、二十代の若者とのコラボレーション「二十代の群像」、舞踏家とのコラボレーション「風の匂い」や「白鳥の帰る日」など製作・発表してきました。
藤元敬二は これまでに海外での数々のドキュメンタリーフォトプロジェクトを制作・発表をし、2017年には ゲイとして育った作家自らの人生を東アフリカの同性愛者たちと掛け合わせた半自叙伝的写真集『Forget-me-not』を出版しました。
展示期間中の11月10日(土) にはオープニング・トークイベントを行います。
どうぞご高覧ください。

 

 

長田弘「聴くこと」
土が語ることば。泥が語ることば。
空のひろがりが語ることば。石が語ることば。
遠くの丘が語ることば。巻雲が語ることば。
蜂が語ることば。老いた樹皮が語ることば。
バッタが語ることば。シャクナゲが語ることば。
昼には、川が、夜には、大熊座が語ることば。
耳をかたむけるのだ。大事なことは、
見ることではなく、聴くことなのだと思う。
誰のためでもなく、誰でものでもないことば。
眼で聴く。そして、耳で見るのだ。
けっして語ることをしないものらが語ることば。
どこにもない傷口から流れだすこと


■ステートメント:二人展「聴くこと」に寄せて

 

長田弘氏の詩「聴くこと」を繰り返し読みながら、私は黒と白ふたつの点を結ぶその間に拡がる夥しいほどのグレートーンを思い描いていた。言葉に露わになる意味、隠れ潜む意味。光と影のようにそれらは対極に位置するのかもしれない。けれどもそれらは対立ではなく、その間を結ぶ幾つものグレーによって親しく結ばれている。
世界に佇むちっぽけな私。その私を取り囲むものたちの声、声、声―――。目に見える見えない、耳に聴こえる聴こえない、そんな境界線は今は要らない。ただここに佇む私と世界と。その間に横たわる幾千幾百の命と。
私はまず、自分の身の回りを改めて省みた。耳を澄ましてみることにした。すると、そこかしこに小さな幽けき声が潜んでいた。その声を片っ端からこの掌で掬い取るべく、シャッターを次々切った。人間になどおよそ知覚できないレベルで交信している彼ら、何かを発している彼らの、その信号を私は「声」として「徴」として写真に刻んだ。誰のものにもならない神聖な彼らの「声」を。
                             -----------にのみやさをり


奥秩父に源流を持つ荒川。土が、泥が、空が、石が、遠くの丘が、そして巻雲が語るその傍らを、清き水は上流の流れに身を任せてしぶきを上げる。生まれたての人の命がそうであるように、水はただ無条件に語り続ける。
蜂が、老いた樹皮が、バッタが、シャクナゲが語る傍らを流れ。流れる。止まることは許されず、ひたすらに流れる。人間の不浄を受けとめて、ただ流れ続けてゆく。
やがて水は東京に辿り着く。それは既に大熊座の語る時刻。空はすでに漆黒の闇に包まれている。ガサガサと草を踏み、行き場のない男たちが川辺に集う。寡黙な彼らの体から白い液体が溢れ出る音がする。僕は静かな夜の荒川の傍らに立ち、その傷口から流れだすことばを目で聴く、そして耳で見ている
                                -----------藤元敬二

 

 

 

■にのみやさをり https://saorininomiya.com
1970年生まれ。横浜出身。27歳の秋より独学で写真を始める。性犯罪被害者とのコラボレーション「あの場所から」や「彼女の肖像」、二十代の若者とのコラボレーション「二十代の群像」、舞踏家とのコラボレーション「風の匂い」や「白鳥の帰る日」など製作・発表している。
■藤元敬二 http://www.keijifujimoto.net
1983年生まれ。広島県出身。これまでに海外での数々のドキュメンタリーフォトプロジェクトを制作・発表をしてきた。2017年には ゲイとして育った作家自らの人生を東アフリカの同性愛者たちと掛け合わせた半自叙伝的写真集『Forget-me-not』を出版。現在は東京に暮らしながら新たなプロジェクトの製作を行っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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