吉江淳 写真展「出口の町」9/5(木)-15(日)
吉江淳 写真展「出口の町」
9月5日(木)-15日(日)
OPEN: 木曜日-日曜日, 13:00-19:00
(最終日のみ18時迄)
このたび2024年9月5日(木)-15日(日)まで、吉江淳 写真展「出口の町」をギャラリーOGU MAGにて開催いたします。また 展示と同じタイトルの写真集『出口の町』が 2024年9月6日 ふげん社より発行されます。
■ステイトメント
生まれ育ち、今も暮らすこの地域は関東平野の端にあって、大いなる自然も都市的景観も持ち合わせていない。
ポンプ式に様々な事物が届けられ、それらが押し出された町の端では人工と自然、中心的と局所的、新しいものと古いものが入り混じる汽水域のような境界が見え隠れしている。
一方、町の外れには利根川が流れている。源流から河口への雄大な流れの循環から90°視点を変えてみれば、そこは町から様々なものが流れ着く最終地だ。消化しきれなかった我々の生活排泄物とも呼べる澱が草むらに覆われ点在している。県境でもある川は低い土地であり、町の出口と呼んでよい場所だ。
この地域には決して魅力的な景色があるわけではない。多くの人が「何もない」という土地にはしかし、何もない景色があって、私にとっては、明媚な風景よりも自然について、都市的な風景よりも生について強く響いてくる。
■写真集『出口の町』
著者:吉江 淳 寄稿:小金沢智 管啓次郎 デザイン:平野篤史 赤間冴江子 (AFFORDANCE) 編集協力:大田通貴 翻訳:村上むつ子 発行人:渡辺 薫 発行所:ふげん社 MAIL: info@fugensha.jp https://fugensha.jp/ 印刷:渡辺美術印刷株式会社
■吉江淳 よしえあつし
1973年群馬県太田市生まれ
地元の町や川を中心に写真を撮り続けている
主な写真展 /合同展
2001「乳牛」コダックフォトサロン(東京)
2006「ヒバリのいるところ」ニコンサロン juna21(東京)
2009「隣町」ギャラリー蒼穹舎(東京)
2010「Riverland」コニカミノルタプラザ フォトプレミオ(東京)
2011「HOMETOWN」1839コンテンポラリーギャラリー(台北)
2012「地方都市」新宿ニコンサロン(東京)
2013「茨城」ギャラリー蒼穹舎(東京)
2014「遠くに山が見える」ギャラリー蒼穹舎(東京)
2015「地方都市」ギャラリー722(岡山)
2017「川世界」梅田 蔦屋書店(大阪)
2018「愛でるボタン展〜アイリスのボタンづくり〜」 太田市美術館・図書館(群馬)
2020「遠鳴り」ギャラリー722(岡山)
2020「TAIWAN 2011-2019」ギャラリー蒼穹舎(東京)
2021「HOME/TOWN」太田市美術館・図書館(群馬)
2021「路地まちアートランブル」(栃木)
2022「PARADISE TEMPLE」 iwao gallery(東京)
2023「出口の町」ニコンサロン(東京)
主な写真集
2014「地方都市」蒼穹舎
2016「川世界」salvage press
2024「出口の町」ふげん社
2023年度第25回三木淳賞受賞
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