2月8日―15日 戦争と平和を生きたNYのストリート・アーティスト ジミー・ミリキタニ絵画展
『戦争と平和を生きたNYのストリート・アーティスト
ジミー・ミリキタニ絵画展』
2019年2月8日(金)—15日(金) (13日(水)休廊)
13:00-19:00 入場無料
2019年2月9日(土)17:00-
オープニングレセプション+トークイベント*入場料500円(ドリンク付き)
【関連イベント】
映画上映「ミリキタニの猫《特別篇》」(「ミリキタニの猫」+「ミリキタニの記憶」)
場所:シネマ・チュプキ・タバタ
2019年2月1日(金)—15日(金) 10:30-12:05
2月1日(金), 8日(金), 15日(金) 19:00-21:00(トーク付きレイトショー)
ギャラリーOGU MAGはこの度『戦争と平和を生きたNYのストリート・アーティスト ジミー・ミリキタニ絵画展』を開催します。
1920年日系2世としてアメリカに生まれ、広島で育ち、戦時中はツールレイクの日系人強制収容所で暮らしたジミー・ミリキタニは、1980年代の後半からニューヨークの路上で絵を描きながら暮らしていました。彼が路上で何を感じ、何を思いながら絵を描いていたのか。2006年に公開されたドキュメンタリー映画「ミリキタニの猫」(監督:リンダ・ハッテンドーフ)では、過去と向き合いながらアイデンティティを回復していく一人の人物として描かれています。それからおよそ10年。また世界中で移民や異文化の排斥傾向が強まる中、短編「ミリキタニの記憶」(監督:マサ・ヨシカワ)が作られました。
今回の企画展では、ジミー・ミリキタニがどの激動の時代にも描いていた猫をはじめとする生物や野の花などの植物をモチーフとしたの作品群が展示された晩年のアトリエに見たてたスペースで、作家が描く生き生きとした絵の魅力に直に触れていただき、また晩年まで心に抱えていた葛藤を示す、広島の原爆、ツールレイク強制収容所、9.11を描いた作品群を展示したスペースで日本とアメリカ、2つの国の狭間で戦争を経験し、平和と自由を求めて生きた作家の人生を振り返れるような二つの構成で、ジミー・ミリキタニの原画を展示します。自国内の少数民族や移民を排除したりしようとする「排他的ナショナリズム」が.高まり、戦争の危機にさらされている この時代に是非、戦争のことをずっと訴え続けた反骨精神の作家ジミー・ミリキタニに会いに来てください。
展示期間中の2月9日(土)には映画「ミリキタニの猫」プロデューサーであり、短編「ミリキタニの記憶」の監督である、マサ・ヨシカワを迎えてのオープニングレセプション+トークイベントを開催いたします。ぜひ、ご参加下さいませ。
■映画「ミリキタニの猫《特別篇》」http://nekonomirikitani.com/
1920年サクラメント生まれのジミー・ミリキタニ(日本名・三力谷勤/2012年没)は、いったんは広島に渡るも、18才のときに兵学校に行くことを拒否して再び自由の国・アメリカへ。第二次世界大戦が始まるとツールレイクの日系人強制収容所に収容され、米国市民権を放棄。やがてニューヨークの路上で猫の絵を描くホームレス画家になりました。そんなある日、孫娘ほどの年齢の女性と出会ったジミーに、思いがけない日々が訪れます。その女性、リンダ・ハッテンドーフが監督・撮影したドキュメンタリー映画「ミリキタニの猫」は、ニューヨーク・トライベッカ映画祭、パリ国際映画祭、東京国際映画祭などで受賞。その後、ジミー・ミリキタニを追悼して2016年に制作された短編「ミリキタニの記憶」(監督:マサ・ヨシカワ)と共に、「ミリキタニの猫《特別篇》」としてシネマ・チュプキ・タバタで上映されます。
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