室三川長内利案「Non-existance room 101」7月4日(木)-7日(日)

室三川長内利案「Non-existance room 101」

7月4日(木)-7日(日)

13:00-19:00（最終日18:00迄）

ステイトメント

Non-existance

【名】存在しないこと、非存在、無

引っ越しというものはとても不思議だと思う。

つい今まで住んでいた住居を入居前の元の状態に戻すというのは、「私」が住んでいたという履歴を消し去る儀式となり、確かに存在していた暮らしが消えて無くなる。

引っ越した先に荷物を全て持ち込んだとしても、それは全くもって異なる生活が生まれるだけだ。

この不安定な世の中で、明日も同じ日常を過ごせることを当たり前に信じている一方で、一つのきっかけや綻びによって、一瞬で世界が変わってしまうことに自覚的であるために、実際に自分たちが生活していた101号室を作品としてアーカイブ展示します。

起伏ない日常が続くことへの幸福による感謝と、その幸福を享受していることに対する自覚衝動の共有を。

「Non-existance room 101」

室三川　長内利案

■室三川

■長内利案

東京都出身

武蔵野美術大学　油絵学科　卒業　

３DCGのリアルな表現と異質感の境界を探っています。

室三川 長内利案「Non-existance room 101」7月4日(木)-7日(日)