とも吉写真展「ゆくりなく 生まれたもの」10/2(木)-12(日)
- ogumag
- 3 日前
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とも吉写真展「ゆくりなく 生まれたもの」
2025年10月2日(木)~12日(日
OPEN: 木金土日, 13:00-19:00 最終日のみ18:00まで
※10月5日(日)、11日(土) 17:00より吉上恭太さんによるギターの生演奏があります。
◯ステイトメント
写真展のタイトルを考えるなか、「ゆくりなく」ということばに出会う。
「ゆくりなく」を辞書でひいてみる。
「思いがけず。偶然に」と記されていた。
どこかに出かけたり、旅をしたり、散歩をしたり、日々の買い物の途中だったり、
思いがけず、偶然出会ったものに、シャッターを押し続けている私には、
抱きしめたくなるような、しっくりくることばだった。
昨年に続いて、OGU MAGでの2度目の写真展。
2023年2月17日、田端にあるCinema Chupkiで上映されていた「手でふれてみる世界」を観に行った。
その関連企画「手でふれてみる展覧会」が、歩いてすぐのギャラリーでしているという。
その時、初めてOGU MAGに足を運ぶ。
風通しがよく、おおらかで温かさを感じるこの会場に、自分の写真を飾ってみたくなる。
OGU MAGは、十字路の角にあり、扉を開け放していると、道路と地続きのようなギャラリーだ。
道路と地続きということは、その道路を行き交う人たちとも地続きで、ご近所の方たちとも地続きで、
日常と地続きなんだと思う。
昨年、初めてOGU MAGで写真展をした時のこと。
併設されるカフェに集うご近所さんたちや、
ランドセルを背負った子どもや幼い子どもたちが、親御さんと一緒に展示を楽しんでくださったり、
買い物ついでの方が、ふらりとギャラリーを一周してくださったり、
15年続くギャラリーの展示を毎回楽しみ足を運ぶ方たち、展示をした作家さんたちもみてくださる。
ギャラリーの前にはベンチが置かれている。
買い物帰り、重たい荷物を置いて、ひとやすみしていく方たちの後ろ姿を見ながら、
これといったテーマもなく、日々の写真を撮っている私にとっては、
その一人一人の日々の暮らしと地続きのギャラリーでの展示が嬉しく、愛おしくなる。
そして、とても励みになった。
今年もまた、目の端に心の真ん中に飛び込んできたものを見つけては、
シャッターを押し続けることができた日々のご褒美のように、
OGU MAGで写真展を開催できる幸運を思う。
ふらりと足をお運びいただけたら幸いです。
◯とも吉 プロフィール
50才をすぎた頃、写真家の中里和人さんにお声がけをいただき、
2009年11月28日 東向島で行われた 中里和人 写真ワークショップ〈610 Day seeing〉に参加。
生まれて初めて参加した写真のワークショップ。
ビギナーズラックで撮れた1枚の写真をほめていただき、
中里さんから「撮り続けてみてはどうですか」と励まされ、写真を撮り始める。
写真展
2013年から2018年まで 白山・喫茶おとら
2019年から2022年まで 根津・タナカホンヤ
2024年5月30日 - 6月2日 東尾久・OGU MAG
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